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美保関

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島根半島の東端にある美保神社です。
「ゑびす様」の名で世に知られ
「海上安全・大漁満足・商売繁昌・福徳円満・歌舞音曲」
の神様として篤く信仰されています。


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創建年代は不明ですが、境内からは
古墳時代の勾玉の破片が見つかっているそうです。
さすが、島根県は神話の国ですね。


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この路地は、青石畳通り (あおいしだたみどおり)といい
美保神社から仏谷寺に伸び、江戸時代の参拝道の遺構です。
当時は、参拝客相手の旅館やみやげ物屋で賑わったそうです。

古い町並みと石畳の道が
落ち着いたたたずまいを、かもし出して
「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」
に認定されているそうです。


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美保神社から北に向かうと
島根半島東端の地蔵崎の先端に
国の有形登録文化財に指定されている美保関灯台があります。


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灯台は海抜73mの岩上にあって高さ14m。
明治の面影をとどめた風格のある建造物で
「世界の歴史的灯台百選」にも選ばれているそうです。

赤い屋根の建物は、灯台守の宿舎でしたが
今はレストランとして使われています。
日によっては遅くまで営業されていて
日本海に浮かぶ漁火を見ながら食事ができそうです。


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地蔵崎付近は大山隠岐国立公園に含まれる景勝の地です。
この岬は古くは「美保之碕」とよばれていたそうで
出雲国風土記の国引き伝説では
北陸地方から引いてきたものと伝えられています。

手前に見える島を「地之御前」と呼び
4キロ先に浮かぶ島を「沖之御前」と呼び
共に美保神社の祭神「ゑびす様」の魚釣りの島として伝えられ
現在も美保神社の境内とされているそうです。


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沈みゆく夕陽です。
イカ釣り船が沖へ向かっているのが見えました。
もうすぐ、漁火がともる時間です。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 (2013.8.15)



by mami-2013 | 2013-08-22 23:07 | + 2013.08.15 島根半島の旅 | Comments(0)

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