風の道
2014年 05月 09日
その名も「風の道」
「旧下津井電鉄」児島駅を起点とする
軌道敷跡地を利用したウォーキングコースです。
この地図のように
下津井駅まで、6.3㌔あります。
架線柱が立ち並び
かつては家と家の間を電車が
縫うように走っていたのでしょう。
家々の前には、野の草花や
丹精込めたお花がいっぱい咲いていて
花々の饗宴が楽しめます。
左下のお花はなんていう名前なんでしょう?
このお花も知らない花です。
こんなふうに1㌔ほど歩いたら
次の駅に着きました。備前赤崎です。
桜並木のトンネルをくぐります。
山が近くなり、坂道になり始めます。
でも、電車道だからゆるゆると登っていきます。
緑が途切れたとたん海が見えます。
この日は近くの競艇場でレースをやっていました。
風の道からはレースの様子が良く見えます。
お孫さんを連れてレースを見学している
おじいちゃんがいらっしゃいました。
ここにも駅の跡がありました。琴海駅です。
かつては、ここからレース場へ降りて行くことができたようです。
子ども達も自転車でスイスイ登っていけるほどの
ゆる~い坂道です。
いちばん標高のある鷲羽山駅に到着!
ここから軌道敷きをはずれ、鷲羽山の展望台へ
瀬戸内海の多島美を眺めに行くこともできます。
ナノゲージ(軌道間762㍉)といわれる
軌道敷きの跡が残っていました。狭いです!
ここから5分ほど歩くと「下津井城跡」の看板がありました。
その辺りから500㍍程のところに城跡があるようです。
年に一度は利用する「鷲羽ハイランドホテル」
徐々に降りながら
緑のトンネルを次から次へとぬけ
2㌔ほど歩き、再び民家が立ち並び始める頃
最後のトンネルをくぐると
下津井駅に到着!
駅のベンチで水分補給をしていたら
下津井電鉄保存会の人に声をかけられ
幸運にも、車庫の中の電車を見せてもらえました。
当時をご存知の方にとっては、懐かしい姿だと思います。
帰りは、下津井の港から祇園神社のふもとの海沿いの道を
瀬戸大橋目指して歩きます。
橋の袂から、「鷲羽山駅」を目指し
「風の道」に出たら来た道を逆に歩き児島駅に向かいました。
秋もまた風情があるのかもしれませんが
風薫る5月。また歩きたい道です。
岡山県下には片上鉄道や臨港鉄道、西大寺鉄道など廃線跡地が
サイクリング道として整備されているようなので
いろいろ行って見たいと思います。