鎌倉の旅 <鶴岡八幡宮Ⅱ>
2014年 12月 06日
鮮やかな朱塗りと細やかな細工で優美な建物です。
『義経記』によると
頼朝から八幡大菩薩の奉納の舞いを所望され
静御前が最初に舞ったのは
当時、白拍子がよく舞う曲でした。
たしかに、素晴らしい舞いだったそうですが
何か物足りなさを感じる物でした。
それは、彼女の舞いに心が入っていなかったのしょう。
静自身がそれを一番よくわかっていました。
彼女はふたたび歌いはじめます。
しづやしづ賤のおだまきくりかえし
昔を今になすよしもがな
吉野山峰の白雪ふみわけて
入りにしひとの跡ぞ恋しき
愛しい義経を慕う歌と舞いは
先ほどとは比べものにならないほどの舞いで
見る人々を魅了したといいます。
さすがに、頼朝だけは激怒し
「謀反人・義経を恋慕う歌を唄うとは何事か!」と。
頼朝にとって、義経は弟といえど大罪人。
静にとって、死を覚悟した舞いだったのでしょう。
怒る頼朝に対し、妻の政子はそれをいさめます。
「私も、流人のあなたに恋をして、周囲の反対を押し切り・・・
あなたの元に行ったんじゃない。
石橋山で負けた時も生きてるのか死んでるのか…。
今の静御前は、その時の私と一緒。
愛しい男の事を心配せん女なんかオンナじゃない!」と
政子さんかっこいい!
この言葉に、頼朝も祝儀を出すはめに・・・。
静御前も、誰もが恐れる「将軍頼朝」の前で
こんな歌を唄うなんて…
頼朝に対して、啖呵を切ったも同然では?
政子さんも静さんも強~い女性だったんでしょうね。
ほんっと癒されます^^
鎌倉は何度も行っているのに、食い気ばっかりなので^^;
鎌倉、思っていたよりも小さな地域に
名所旧跡がギュッと詰まっていて
歴史のテーマパークのようなところだと感じました。
1日ではとうてい回りきれないので季節を変えて再訪したいと思っています。
nanaさんのブログで、鎌倉グルメのレポお願いします。(祈)
次回の参考にさせていただきたいです。