庭瀬の桜
2015年 04月 04日
お花見に行こうとお弁当を作ったら
昼前からやっぱり雨になりました。
お弁当の中身は
お赤飯のおにぎり
だし巻き卵
菜の花のおひたし
鶏ハム
海老のナムル添え
キャベツのラぺ
きのこと鶏肉のソテー
なので、血吸川の帰りに寄った
庭瀬の桜を見ていただきましょう。
10年ぶりに訪れた庭瀬城跡。
近場なのに車を止めるのに困るほど道が細く
網の目ように広がる水路に足が遠のいていました。
でもでも、今は駐車場も完備されていて
ゆっくりそぞろ歩きが出来ます。
庭瀬藩主板倉氏の庭瀬陣屋跡から眺めるお堀。
まだ小さいながらも桜並木も植樹されていました。
初夏には大賀ハスも咲くそうで、見事な風景だと思います。
庭瀬港の常夜灯。
前に来たときは復元されたばかりで白木が真っ白でした。
歳月とともに風情が出てきました。
新興住宅街の中、歩いていると突如として遭遇する遺物と濠。
意外性に満ち溢れていて、次は何と出くわすのか?
あえて地図など持たずに迷路のように
彷徨い歩くほうが楽しいと思います。
ここにある看板を読むと
この常夜灯と埋め立てられていた旧庭瀬港の復元を
人々の記憶や文献により
地域住民の手で甦ったという事が書かれていました。
みなさん、地元の歴史に誇りを持っていらっしゃるのですね。
再現しているとはいえ、当時はこの倍の広さがあったそうです。
昔の鳥瞰図と見比べるのも面白いです。
もしも、舟を操り、水路から散策することができれば
両岸にぎっしりと並ぶ民家と、どこまでも続くくねった水路を
また、違った目線で楽しむことができるでしょう。
西へ歩くと小高い丘があり庭瀬城本丸の跡。
もともとは泥沼の中に築城された「沼城」です。
ここも満開の桜がぽつんぽつんとありました。
桜よりも椿の高木が数多くあり、今も咲いていました。
水際まで住宅が隣接し、そのまま
水路へ降りていける階段まであります
郷愁を誘う風景でした。
以前ご紹介した「ゆくり」さんもこの地域にあります。