夏越祓(なごしのはらえ)と水無月
2015年 07月 01日
この半年の罪やけがれを払い
残りの半年を無病息災で過ごせるよう祈願する神事です。
神社の境内にチガヤで作られた大きな輪は
見たことがあっても
一度もくぐったことがなかったので
近所の神社へ「茅の輪くぐり」に行ってみようと
家を出たとたん
大雨になってしまい断念。
でも、時間はたっぷりあったので
水無月(みなづき)を作りました。
もともと京都でこの日、食べられる和菓子。
一度、食べてみたかったので
手持ちの料理本を参考に作ってみました。
水無月は外郎(ういろう)生地に
小豆をのせた和菓子です。
きらびやかな名古屋の外郎より
地味だけど上品な山口の外郎が好きな私は
上新粉の代わりに吉野の葛を使ってみました。
(山口の外郎は、本来はわらび粉ですが手に入らないので。)
上の小豆は悪魔払いの意味があり
三角の形は暑気を払う氷を表しているそうです。
「体を冷やさない」という、きび糖を使ったら
真っ白な外郎にはなりませんでした。
涼しげな氷をイメージして
来年は、白いお砂糖でリベンジです。
材料: 葛粉 大さじ2、白玉粉 大さじ2、小麦粉 120㌘、水 230ml
砂糖 120g 、茹で小豆120~140g
1.ボウルにくず粉と白玉粉のつぶを潰す。
2.小麦粉、砂糖を合わせ、水200mlを2~3回に分けて加え、その都度よく混ぜ合わせる。
網をとおしてダマをなくす。
3.バット(又は耐熱の容器)の内側を水でぬらし、1の5/6量を流し入れ、湯気のあがった蒸し器に
入れて強火で10分蒸す。
4.表面が固まっていれば、茹で小豆を散らし、残りの1に水30ml加え、よく混ぜ合わせて
流し入れ再び 12~15分蒸す。
5.表面が固まっていれば冷まし、流しカンから取り出し三角形に切り分ける。
このあたりは梅雨に入り、しっかり雨が降ってから。
でも、近くの田んぼはここだけです。
この風景、来年も見られるといいな。