藤ノ木古墳
2016年 07月 22日
未盗掘の古墳から豪華な副葬品が
ザクザクと出てきたニュースは
今でも覚えています。
実際に古墳の前に立ってみると
高さが10㍍弱のこじんまりとした古墳でした。
今まで見てきた古墳の中では
「整備されすぎ?」というくらい
石室入り口は堅牢なドアがついていました。
未盗掘だったから今でもここに眠っているのでしょう。
センサーがどうのと書いていたので
何かあれば、セコムのように
飛んでくるのかもしれません。
入り口の反対側に回ってみると
まだ、梅雨もあけていないのに秋桜が咲いていました。
古墳の中からは、ひとつの石棺から二体の男性の人骨と
金色に輝く王冠や馬具とともに
1万点以上の副葬品も出てきたとか
いったいどんな人だったんでしょう?
埋葬されていたお二人は
石棺の中で一緒に眠っていたお宝が国宝となり
ここから運び出され
橿原考古学研究所に展示保存されていることを
知ったら、喜ぶでしょうか?
それとも
「返せ。泥棒っ!」て嘆くのでしょうか。
歴史的に貴重な発見も
死者の立場になれば切ないです。
私も前回こちらの古墳に行きました。
住宅街の中に公園みたくなってて、これ古墳?って驚きました~。
小じんまりしてて簡単にぐるっと回れる古墳ですが、色んなものが出てきたんですね~。
生活の中に時代を感じられるところがあちこちにある奈良ってすごいですね(^_-)-☆
コスモスの咲くのどかな写真いいですね。
この緑の下に、そんな権力者たちが眠っていたなんてなかなか想像できません。
眠っていた人たちは邪魔されて迷惑でしょうね〜。いくら貴重な発見とはいえ。
やっぱり、Emilyさんは行かれてましたか~。
山の辺の道にある景行天皇陵や箸墓古墳を見慣れていると
周りに堀もなく一見、貧相ですよね。
私も発掘調査の様子はマスコミもニュースにしていたので
勝手に大きな古墳を想像していましたよ~。
法隆寺の周りは歴史的は遺構の中で人々が生活している感じですよね。
どんな人が眠っているのでしょう~?
一説には、暗殺された穴穂部皇子とも言われて、『日本書紀』が記す587年6月の暗殺時期と一致するそうです。
当時はギラギラした権力闘争があったのでしょうが、今はそんな歴史があったとはお思えないほどのどかな場所でした。