第3回吉備路の山全山縦走大会 鬼ノ城
2017年 03月 23日
復元された西門は麓からもよく見え
鬼ノ城のシンボル的な存在です。
石垣が山を取り囲み山全体が要塞となっている
鬼ノ城もまた「天空の城」と
呼んでもいいかもしれません。
それも千年以上昔に造られた城です。
立て看板によると、この西門は
日本最大の古代山城「大野城」の太宰府口城門をしのぐ
堅牢な城門だそうです。
この城壁に沿ってハイキングコースとなって
東西南北に4つの門があり、排水のための水門が6つ、
城壁内は30㌶、食糧貯蔵庫なども発見されています。
「カサスじゃ~。」と夫。
コースを歩いていると断崖絶壁が次々と出てきます。
「こんなとこで犯人は告白して捕まるんじゃ~。」
晴れていれば瀬戸内の海まで見渡せます。
(昨年は見えました。)
もっとも昔は吉備の穴海が
この辺りまで迫っていたと言われています。
麓の「吉備津」という地名は
元々、港の名前ともいわれています。
津々浦々というように日本列島の地名の
「津」や「浦」をつないでいくと昔の海岸線になると
地質調査関係の方が言っていました。
遠くに東門が見えてきました。
昨年は東門から奥坂へ降りていきましたが
スタッフの方から危険な場所なので
北門から岩屋に向かうコースに変更になった説明を聞きました。
確かに、東門からは大きなつるつるの岩を降りていくので
スリルがありました。
北門へは歩きやすいので
足下を気にせず眺望が楽しめます。
石垣の中でも最も迫力があるのが
この「屏風折れの石垣」と呼ばれる場所でしょう。
千年以上も昔、山の絶壁にどうやって積み上げたんでしょう?
こんな場所に巨大な城を築けるのは鬼しかいない
ということから温羅伝説が誕生したのでしょうか。
屏風折れの石垣からは鬼ノ城ゴルフ倶楽部がよく見え
その手前にはチェックポイントの
奥坂休憩所もチラリと見えます。
目を凝らせば歩いている人も見えます。
土塁の跡に沿って歩きます。
北門に到着しました~。
構造は西門と同じで通路の床は大きな石が敷かれています。
ここまでで8.5㌔ほどでしょうか。
標高465㍍の馬頭観音の方には行かなかったので
397㍍の鬼城山が今回の最高峰でした。
かなり標高の高い所にあるのですね。
ここまで頑張って登られたのですね。
兵庫県にある竹田城もかなり高い所にあって、
上まで上がるのがかなり大変なのですが、
眺めは最高ですね~
気持ちいい~って思います。
こんばんは~。コメントありがとうございます。(*^-^*)
県南では比較的高い山かな。
私たち夫婦にとってはハードでしたがランニングスタイルで
さっさと登っていく兵もいました。
竹田城も今年こそは登ってみたいと思っています。
竹田城の写真を撮ることをライフワークにされている方もいらっしゃるくらい
魅力的な山のようですね。♪