第32番札所 禅師峯寺
2017年 05月 06日
GWは高知に行きました。
いつもなら歩き遍路なのですが
今回で高知が最後ということで
どうしても行きたかった仁淀川の静流の観光をするため
車やって来ました。
最初は土佐湾の海岸に近い第32番札所 禅師峯寺です。
車だと家から2時間ほど手到着しました。
あっけないほどです。
山門をくぐると奇岩の自然石を利用したアプローチ。
ここを過ぎるとトップの写真のような
どこまでも続く太平洋が見下ろせます。
聖武天皇の勅命をうけて土佐沖を航行する船舶の安全を願い
行基が堂宇を建立されたということで
「船魂の観音」とも呼ばれているそうです。
立地が小高い丘のせいか境内はあまり広くはなく
本堂と大師堂がギュッと隣り合って並んでいました。
奇岩霊石が立ち並ぶ境内を訪れた弘法大師は
観音の浄土、仏道の理想の山とされる天竺・補陀落山のような
霊域であると感得し自ら十一面観世音菩薩像を彫造して本尊とされ
「禅師峰寺」と名付けられたそうです。
次のお寺へは本来は渡船を使って行くのですが
今回は車なので、港のようすだけを見に行きました。
津波対策のため高いコンクリートの塀に囲まれた港で
海は全く見えません。
ちょうど出向する時刻でゲートが無情にも閉まりました。
船を見たくて塀の上に登ってみました。
(あ、もちろん、階段がありますよ。)
倉敷の水江の渡しよりも立派な船でした。
5分程かけて、浦戸湾を横切ります。
塀から降りてゲートに戻ってみたら
乗り遅れたお遍路さんが肩で息をしていました。
こんなに高い塀があったらお遍路さんが走っていても
わかりませんね。