圧倒的桜。2017
2017年 05月 20日
今年も色々な場所の桜を見に行きましたが
いちばん印象に残った桜です。
津山市の作楽神社で「たかのり祭り」で出会った桜たち。
作楽神社というのは古の院庄館の跡に建っています。
院庄館というのは
鎌倉から室町時代にかけての美作守護所の居館です。
今は後醍醐天皇を正祀とし児島高徳を配祀として
作楽神社が建っています。
児島高徳の像。「太平記」によると
児島高徳は鎌倉幕府によって隠岐の国に流される
後醍醐天皇を奪還しようと計画しますが失敗し
軍勢は雲散霧消してしまいます。
高徳はひとりで院庄の天皇の行在所にやってきますが
警備が段違いに厳しく断念します。
その時、桜の幹を削り
そこに自分の気持ちを漢詩にしてしたためます。
天勾践を空しゅうする莫れ
時に范蠡は無きにしも非ず
「天は春秋時代の越王・勾践に対するように
決して帝をお見捨てにはなりません。
きっと范蠡の如き忠臣が現れ
必ずや帝をお助けする事でしょう」
と、天皇を勇気付けたといいます。
今、十字の桜の跡には、この石碑が建っています。
ここに咲く桜は特別に大きな一本桜でもなく
群れて華やかに咲くソメイヨシノでもありません。
昔からこの地に咲く山桜の一種だと思いますが
そんな昔語りを思いながらめぐると
この桜も心に残る桜のひとつとなりました。
境内には舞台が作られ
「児島高徳」の奉納舞いが行われていました。
その後、南朝の忠臣として讃えられ
英雄のひとりとなったそうです。
歴史のある神社での素朴な桜ですね~☆
歴史を語るとそこには、いろいろな物語があって
その想いを感じることが出来る桜って素敵ですね(^^♪
usa104さんの桜の企画をご一緒でき、嬉しく思っております。
時期が違えどそこに居た人たちが観た桜。
その時代で想いも考えも違うはずで、そんなわたしたちを桜はどう観てるんだろうな、なんて思いになってきました。
いろんな想いを巡らせる桜。
そんな桜を感じさせていただきありがとうございました。
圧倒的桜。2017
ご一緒できて嬉しいです。♪
神社の由来を知らないと「地味な山桜」でおわりですが
勝手なもので、歴史を知ると地味な桜も愛おしくなってくるのです。^^;
ご訪問ありがとうございます。
山桜は人の何倍も樹齢が長いので
平和な時も戦火も、ずーっと見てきたのでしょうね。
みなさん、桜というひとつの花を通じて
いろいろな思いを込めてシャッターを切っているのが印象的です。
jinsnapさんの夕日に染まるしだれ桜も
心に染み入るお写真でした。
ありがとうございました。
地味な桜たちだけど
私の中では今年見た心に染み入る桜でした。
takaさんのお写真も奈良らしくて素敵でした。♪
散った桜の花びらがバンビたちのご馳走というのは知りませんでした。
優しく舞い散る花びらと一心不乱に食べているバンビの姿
絵はがきにしたいくらいです!
ありがとうございました。
歴史のある神社の桜は
静かにこの場所を見守っているように感じました*^ ^*
今年の一番印象に残った素敵な桜のお写真を
ありがとうございました♪
ご一緒させてもらえて嬉しかったです^^
見ていただけて嬉しいです。
素朴な山桜でしたが、語り継がれた伝説を知ると
愛おしくなりました。
mocoさんのお写真も
桜並木と芝桜のピンクの濃淡が
mocoさん独自の世界に染まってきれいです!