鉱山町大森の街並み
2017年 08月 28日
石見銀山世界遺産センターに車を置き
ここは重要伝統的建造物群保存地域に選定されています。
大森の街並みは世界遺産になる前に来た時と
変わらない姿で迎えてくれました。
というよりも
以前は車で走り回れた街並み
車を気にする事なく、落ち着いて散策できました。
保存地区の入口にある
石州瓦一色の中で日本瓦をのせた異彩を放つ建物は
事故や戦争で失われた腕や
乳がん患者の乳房などの義肢や装具を製造している会社
「中村ブレイス」です。
映画「アイラブピース」の主人公が働く会社でした。
義肢装具士を目指すろう者の女性と
地雷で片足をなくしたアフガニスタンの少女との交流を描き
とても感動した映画だったことを思い出しました。
代官所跡に位置する「石見銀山資料館」
ここも「石見銀山展」の会場のひとつでした。
中の写真撮影はNGでしたが
私にとっては古代出雲歴史博物館よりも
ここの展示のほうが興味深く拝見しました。
ノスタルジックな古い理容店。
赤・白・青の三色の縞模様がクルクルと回転する
お馴染みのBarber's poleのデザインも
世界共通と聞いていましたが
時代とともに変わってきているのがわかります。
中はなんといっても、このアールヌーボー調の椅子に
目が釘付け!
バリカンや保温のための道具(?)
カメラが趣味の方はこの空間にある道具類だけで
趣きのある写真が撮れそうです。
なんとも香ばしい小麦の香りがしてきたら
古民家を活かしたパン屋さんです。
気になったけれど
前日に買ったパンもあるのでガマン、ガマン。
郵便局も古民家風。
ちょっと雲行きが怪しくなってきたら突然の雨。
この日は目まぐるしく天気が変わり
雨傘が日傘になったりと重宝しました。
旧裁判所前まで来ると賑やかなお囃子の音が。♪
ちょうど、石見神楽の最中でした。
見たかったなぁ。
本来ならひと晩かかる神楽を
観光用に30分で見せてくれます。
岡山にも備中神楽がありますが
神楽は娯楽というよりも神事だと思います。
道は龍源寺間歩へとつづきす。
時間があれば自転車を借りてまわるのもいいですね。
間歩へは前に行ったので今回はパスです。
こんな凝った細工の自販機がありました。
保存地区に自販機はいらないんじゃない?
と思うけど、多くの人が来るわりに飲食店が少ないのです。
世界遺産になって土産物屋さんやカフェが
乱立しているかとも思ったのですが
20年近くたっても昔のままのたたずまいでした。
つづきは、お目当てのショップ「群言堂」さんです。♪
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