金丸座で役者気分に浸ります
2018年 01月 20日
中に入ると目につくのが下足場です。
今は使っていないけど、昔のまんま。
中の様子はガイドさんが細かく案内してくれます。
ここから先の説明はガイドさんからの受け売りです。
「鳥屋」と呼ばれる、場内と入り口の間にある
小部屋から場内をのぞきました。
役者が花道を通り、舞台へ入る際の出番待ちの場所なんですが
舞台袖の出番待ちとは違い、会場内の客の姿もよく見え
花道に入場の時には勢いよく揚幕が開き屋号の声がかかり
その中を歩くのは気持ちがよさそうです。
花道を挟んで反対側の桟敷席。
花道のすぐ横の席は「日の出席」というそうです。
ここに座れば花道を通る役者さんを
かぶりつきで見られそうです。
花道の上には「かけすじ」という宙乗りをする装置もあり
この席に座れたら楽しそう~。
この階段は「鳥屋」の中にあり地下の奈落へ続きます。
この階段を使い役者が「鳥屋」に上がって来るのです。
桝状に仕切られた観客席を「桝席」といいます。
この桝席は一桝に5名入れるそうですが
窮屈そう!
桝席に移動するにはガイドさんが乗っている
少し幅の太い板の上を移動するそうです。
間違っても細いほうに乗っからないこと!
単なる仕切りなのでボキッと折れます。
花道の途中にあるこの四角い切り穴は「すっぽん」と呼ばれ
ここから妖怪などに扮した役者がせり上がってきます。
すっぽんの下の奈落はこんな風に役者が使う踏み台があり
今でも、4人の裏方が人力で上げ下げを行うそうです。
息が合わないと役者の乗ったセリが傾きそうで
怖い!
ガイドさんが説明をしている
花道と舞台の角に飛び出した場所は
「空井戸」と呼ばれ、ここも舞台下の奈落に通じて
役者が出入りする場所です。
お岩さんがここから出てくる
井戸としても使われるそうですよ。
開けるとこんな感じです。
地下の奈落がよく見えます。
この写真は奈落から見た「空井戸」の下です。
大人一人、じゅうぶんに入ることのできる広さです。
その中に夫が入りました。
ちょっとだけ、床を持ちあげ場内を見渡し
「今、タイミングよく、ガイドさんが空井戸を開けてくれて
立ち上がったら、みんな腰が抜けるほど驚くぞ~!
ケッケッケ~。」
私のほうを向いて笑うのですが
そうそう都合よく、ガイドさんは来ませんでした~。
(苦笑)
にほんブログ村
こんばんは。
私事で恐縮ですが、大分前に日本最古の芝居小屋に興味があって一度訪れた事があり、mamiさんの記事を拝見し久々に記憶が復活!?裏方をいろいろ探検したのを思い出しました!
そして食に対する記憶はさらに鮮明に!多分まだ讃岐うどんブームが到来する前で、何故か「鍋焼きうどん」を食したのでした!
また香川に行く機会があれば、讃岐うどんの食べ歩きをしてみたいものです(笑)
こんにちは。
こちらの芝居小屋に来られたことがあるんですね!
よく考えて作られていますよね。(^.^)
讃岐うどんも安くて美味しいお店がたくさんあります。
ぜひ食べ歩きを楽しんでください。