金丸座の舞台裏
2018年 01月 24日
金丸座の続きですが
舞台の上に上がってみました。
客席側の天井が格子状に組まれた竹でできています。
そして舞台の上も同じような天井です。
これは花吹雪などを降らせるためのものですが
ここでは観客の頭上にも降らせ
舞台と観客が一体化する演出にするようです。
この装置を「ぶどう棚」と呼んでいました。
ガイドさん達は実際にここで行われている
舞台の裏方を務める人たちで
上演中、このぶどう棚の上を歩き紙吹雪をまくのは
ある意味、怖いと仰っていました。
舞台の下手側に目を向けると
下は役者の出てくる舞台袖だけど
上はうらぶれた小部屋が…。
聞けば、昔はこの上の部分も客席だったとか!
上手側にも同じようになっているので
当時は千人近い人が入ることができたとか。
今の岡山市民会館と同じキャパですよ!
舞台の裏は役者やお囃子たちの控室になっていました。
この部屋は大部屋です。
他にも女形や主役級の役者の部屋もありました。
お風呂場もありました~。
今も役者さん達がここで汗を流しているのかは
聞いていませんでしたが💦。
この時代から楽屋にシャワー室のようなものが
あったのには感動しました。
楽屋の階段は地下の奈落に通じています。
ここが舞台下の奈落です。
廻り舞台の太い柱が目立ちます。
右隣の階段は廻り舞台にある
セリに使う階段です。
廻り舞台の仕掛けです。
直径4間(約7.3㍍)ある大きなものです。
これも、もちろん人力で動かします。
何人で動かしているのだったかな?
聞いたような気もするんだけど。(+_+)
ほとんどの部品が創建当時のままだそうです。
この階段から鳥屋に上がり花道に戻ります。
2階に上がるといくつもの明り採りの窓があります。
夜の演出はこの窓をいっせいに閉めたり
立て桟のある木戸を閉めたりします。
2階の桟敷席。
夫が座っているのは
恐れ多くも皇太子殿下の座られた席。
後ろの席には櫓太鼓に通じる梯子がありました。
2階席からは、宙乗りをする装置が
間近に見られました。
これだけ舞台裏や仕掛けを見せていただいたら
次は本当の歌舞伎を見てみたいものです。
ただチケットをとるのは
にほんブログ村
とっても詳しく書いてくれているので
行った気持ちになれました!
ありがとうございます。
本物も見たい〜、
金丸座、とても詳しく説明していただき
ありがとうございます(^^♪
私もあの資生堂パ―ラーの時に研修で行きましたが
大勢でガヤガヤと行ったので説明をちゃんと聞いてなくて
こんなに詳しく聴けて嬉しかったです~(^-^)
ホントに是非歌舞伎を見たいのですが、なかなかチケットを入手するのが難しくて、近くではありますが今だに実現していません!
いつかどうにかして行きたいね~と女子友といつも会話しています(^-^)
mayurinさん。
金丸座の記事を全部読んで下さったなって感激です!
古い建物のことを読んでくれる人がいるかな?と思いつつ
私にとっては面白い場所だったので自分のために
忘備録のつもりで書いたものだったのです。
これからもよろしくお願いいたします。(^^)/
最後まで読んで下さってありがとうございます。🎶
ガイドさんは、歌舞伎の時には裏方として
奈落や天井裏などにいる人たちで自分達の体験や裏話もしてくれるので
興味深く聞きました。
(長くなりすぎるのでブログに書いてないことも多々ありますが💦)
一通りの説明を聞いた後、自由に見学し
また別のガイドさんにくっついてお話しを聞いたくらいです。
チラシは金丸座にも駅にもどっさりあるのに
チケットはどうすればとれるのでしょうね?
大劇場での歌舞伎ならバスツアーにのるとお手軽だけど…。