カテゴリ:+ 2015.10.04 生野銀山( 5 )


2015年 10月 07日

生野の町並み

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生野の町には古い町並みが保存されていました。

銀山独特の生活文化が残り、鉱山職員宿舎なども見られます。


この通りには国登録文化財に指定されている「井筒屋」も並んでいます。

代官所から採掘権を与えられた吉川家が営んできた郷宿で

要人が泊まった記録も残っています。

現在は工房として一般にも開放しているようでした。


 
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生野クラブ
ちょっと瀟洒な邸宅で明治時代、大山師の邸宅として建てられました。

三菱全盛期には企業の迎賓館としても利用されていたそうです。

上品な数寄屋建築でした。



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古民家を改修した生野書院

時間が過ぎていたので中には入れませんでした。



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市川沿いを散歩していると、向こう岸に立派な神社がありました。

橋を渡りながら下を見るとトロッコ道もあります。

鉱石や物資を輸送するため

生野鉱山本部~支庫(旧生野駅)間に敷設された軌道が

ここだけ残っているようです。
 
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トロッコ道の下の護岸がアーチ状に…。

気になって帰って調べてみたら


大正時代、トロッコ道を敷設する時に

旧生野代官所で使われていた石垣を転用されたものでした。
  
現代では、この連続したアーチが

土木遺産として高い評価を受けているそうです。



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橋を渡りきると姫宮神社。

鉱山には全国から多くの人が集まっていたので

宗派の違うお寺が複数集まり寺町界隈も残っています。



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市川の上に、丸木橋のような石橋が架かっていると思ったら

橋ではなく古い水路でした。



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とても歴史を感じられる場所でしたが説明板もなく

ちょっと、もったいないな~。



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この日は凄い夕焼けでした。

時間があれば砥峰高原のススキを見に…と思っていましたが

生野を出る頃は曇っていたので夕焼けは見えないだろうと

寄らずに後悔しました。



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刻々と変わる夕焼けを車中で楽しみました。



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おまけ

生野銀山土産は金箔カステラ。

丁寧に三重に梱包され、出てきた姿は

外箱の2/3くらいでした。 

^^;
 



 



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by mami-2013 | 2015-10-07 23:59 | + 2015.10.04 生野銀山 | Comments(4)
2015年 10月 06日

生野銀山 近代の坑道

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このあたりから近代坑道です。


 
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坑道内の見取り図。



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坑内作業の様子です。

上から落ちてきた鉱石を運搬車に移しているところ。


この頃は深部880㍍までの立坑を掘り

そこから横坑を掘り、鉱脈を追い下から上に掘り上げていたようです。

このあたりから、工法等の詳細については

頭がついていきません。

^^;



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狸堀の中を這いつくばっていた

江戸時代と比べれば大きく飛躍しています。


もしもアポロ計画のときに持ち帰った「月の石」の中に

ダイヤモンドの原石が含まれていたなら

まちがいなく、宇宙開発は今よりも遥かに

進歩していたことでしょう!


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岩盤に水平に掘進するときに使われる道具。

先端についているノミは圧縮空気の力で穴を掘っていくそうです。


 
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坑内と地上を結ぶエレベーター。

定員は何人でしょう?

必要最低限の装備を備えたエレベーター。 


 
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巨大なエレベーターの捲巻き上げドラム。
 
捲揚室も圧巻です。



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エレベーターの横にある人車。

これに乗って掘削現場まで行ったのかな?

 

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生野銀山の正門。



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菊の御紋が付いています。

明治22年に皇室財産に移され、宮内省御料局の所管となっています。






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by mami-2013 | 2015-10-06 23:59 | + 2015.10.04 生野銀山 | Comments(2)
2015年 10月 04日

生野銀山 江戸時代の坑道

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ここからは実際の坑道の入り口です。
 
入り口は明治期のフランス人の設計です。


 
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入ってすぐのところにあった「唐箕(とうみ)」。
 
換気の悪い坑道内に手動で

新鮮な空気を送り込んでしました。


 
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狭い坑道で銀を採掘する人。

江戸時代の坑道の様子が再現されていました。



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坑内の地図です。


 
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樋引人(ひびきにん)と呼ばれていた

地下から湧き出る水をくみ上げる人たち。

深く掘れば掘るだけ水との戦いだったようです。



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坑内の明かりはサザエの殻に入れた菜種油に

火を灯しただけだったそうです。

労働環境も今とは比較にならないくらい劣悪です。



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近代の坑道と江戸時代の坑道が並走している場所です。 

近代の坑道は高さも2㍍はありますが

狸掘りと呼ばれる当時の坑道は膝をつかないと歩けないような

狭い空間です。 



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狸掘りの中。

手前は照明があって明るいのですが

当時の人はあの奥のような暗闇をサザエの灯火だけで

這いながら運び出していたんでしょうね。



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測量の様子。 

仕事で敷地の測量に平板測量を使っていましたが

平成に入ってからも

写真と同じようなものを見たことがあります。

(古いものでしたが)

掘削技術は機械化が進んでも

測量はそんなに変化がなかったのかな?
   
それとも、あの測量機が以上に古かっただけ?




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by mami-2013 | 2015-10-04 18:12 | + 2015.10.04 生野銀山 | Comments(0)
2015年 10月 02日

生野銀山

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シルバーウィークは生野銀山へ行ってきました。
 
ここでチケットを買って入場です。


 
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おしゃれなチケット。


 
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入ってすぐの資料館で中の様子を予習します。
 
これは初期の坑道の中の様子です。

人がやっと通れるくらいの穴(狸穴)を掘り作業をしています。

掘る人、鉱石を運ぶ人、水をくみ上げる人と…

役割りが良くわかります。



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坑道から引き上げた銀を精製しているところを

ジオラマで再現しています。



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観光用坑道入り口の左脇を登っていくと

江戸時代の銀山の様子が広がっています。


 
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山の見取り図です。



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左側に「慶寿(けいじゅ)ひ」と呼ばれる掘り切りが現れます。

地中から噴出した鉱脈が地表に現れたものを

露頭といい、これを露天掘りで鉱石を掘り取った場所です。

徳川時代の採掘跡です。



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そして、道を挟んで反対側の露天掘り跡です。

品質の高い銀を産出していたそうです。 

  
この鉱脈が発見されたのは室町時代末
 
1567年と記録に残っているそうです。


ここから見える堀跡は慶寿ひの一部で

江戸末期までの300年間、休むことなく採掘され

なんと、地下200㍍の深部にまで達しているそうです。

山が二つに割れていますね。



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振り返ると切り立った崖の奥に左側の掘り切り跡が。

歩いてきたこの道自体が

「慶寿ひ」の一部だったのだと思います。



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小さな坑口があちこちに掘られていました。

かがまないと入れそうにありません。


 
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大谷川の流れが下の不動滝になっています。



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「金盛坑口」。ここはやや広い坑口。

あちらこちらに坑口があり

多くの鉱脈が走っていたようです。


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粘土断層と呼ばれる場所。

この断層が発生したことで

この場所では鉱脈が大きくズレています。

断層によって生じた食違いは約120㍍に及ぶそうです。


 
 

 
 

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by mami-2013 | 2015-10-02 00:01 | + 2015.10.04 生野銀山 | Comments(6)
2015年 09月 29日

涼風滝めぐり20「生野銀山不動滝(朝来市生野町)」

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シルバーウィクはお隣の兵庫県に行ってきました。
 
生野銀山の入り口にある「生野銀山不動滝」です。

ここは、銀山の中にあるので900円の入場料が必要です。


 
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二つの滝が流れ込んでいます。
 
それぞれの岩肌の色が違うのは銀だけでなく
 
水の中に溶け込んだ

いろいろな鉱物の含有率のせいでしょうか?



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右の滝の近くには滝間歩(たきまぶ)という

生野銀山初期に掘られた古い坑道があり
 
当時の採掘の様子を現していました。



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鉱脈の巾だけ掘った

人がやっと入れる通れる程度の旧坑だそうです。


 
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山の表面だけでも絶えず流れる水。

坑道の中は地下水との戦いだったようです。



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生野銀山坑道内にも

廃坑道から流れ落ちる滝がありました。


三本の各々の坑道より三条に落ちる滝でした。



 


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by mami-2013 | 2015-09-29 23:59 | + 2015.10.04 生野銀山 | Comments(2)