鈴木みきの山の足あと
2013年 07月 19日
でも、午前中は涼風が部屋の中を
かけ抜けて行くので
午後からの日ざしの強さは仕方なくても
こんな心地よい夏日が続いてくれたらと願っています。
「鈴木みきの山の足あと」この本は
表紙の可愛さで手にとりました。
CDでいうなら、ジャケ買いといいますか…
著者は、雑誌の読者モデルに応募し
2回目の取材でルポを書き
イラストレターとしても
活躍されるようになった方です。
ご本人も書いていましたが
タダで山に行きたくて
読者モデルとして出したはがき1枚が
アルバイト生活の日雇いモデルから
本を出版するまでになってしまったと。
人生って不思議ですね。
ここで紹介してある山は
山小屋に1泊以上して登る山がほとんどで
読んだだけでは、
「自分は登れないだろうな。」と思います。
でも、「行ってみたいな。」
という気にはなります。
「奥穂高岳」がそんな山のひとつでした。
以前、上高地へ旅行をしたとき
GWにもかかわらず、目的地に近づくにつれ
スキーのストックを持った人や
分厚いジャンパーに身を包んだ人たちが目立ちだし
ウールのパンツにカーディガンと
パンプスといった自分の格好が
場違いに思え始め…
事実バスから降りた時には
GWといえど、残雪が残る上高地は
想像を超えた場所でした。
でも、でも、その景色は
「こんなきれいなところ見たことがな~い!」
っていうくらい素敵で
「新婚旅行にはぜったいここ!」
と決めていたのに
あれから一度も訪れてはいません。
写真も、いっぱい取っていましたが
今では色褪せてしまっているほど昔の話です。
忘れかけていたそんな想い出を
ひっぱり出してくれたのがこの本です。
「奥穂高岳」へは登れなくても
河童橋から梓川、大正池を
カメラを持って
もう一度散策してみたいです。