
今日は津山市の上横野地区にある「横野滝」をご紹介します。
横野川の上流にある「横野滝」は3つの滝の総称です。
一の滝は落差8㍍ですが
写真を撮っていませんでした。><
二の滝は落差15㍍。
このそばには「紅葉亭」という
お食事処があり、そうめん流しが名物です。

到着が夕方だったので食べていませんが
割竹の中に湧き水でそうめんを流すのは
目にも涼やかなことでしょう。

ここからさらに登ると
三の滝です。落差36㍍。
この滝は3段階に滝壺を持っていて
趣がありますね。
また、滝へ向かう途中
横野川の清流を利用した漉き和紙の
水車小屋を見ることができます。
特に金箔と金箔の間に敷く箔合紙(はくあいし)は
薄さ、こしの強さ、手触り、すべてに優れ需要も高いそうです。
金沢の金箔もここで作られた箔合紙を使っていると
聞いたことがあります。
金箔を使い、残った箔合紙は
「あぶらとり紙」として売られているので
私も金沢で買ったことがあります。
一般的に出回っているものより
薄くて、柔らかく肌に優しいのに、
油分はしっかりと取ってくれます。

同じ津山市内にもうひとつ
水車小屋があります。
「桐の木水車」です。お米を搗く水車で
田んぼの中にポツンとあり
これこそ「日本昔話」に出てくる
水車小屋といった佇まいです。
小さな、小さな水車なのに
「コトン、コトン・・・。」と水車がゆっくりと廻る音は
意外と遠くまで響いています。
小水力発電ができるまで
こんな風景は珍しくなかったのでしょうね。