実りの秋の歓び 「日本の棚田百選」
2013年 09月 27日
4ヶ所あるというので
稲穂が頭をたれる今、訪れてみました。
久米南町は母の実家のある町なので
棚田は見慣れた風景です。
全国どこででも見られると思っていますが
全国で100ヵ所に絞ると
ひとつの町で2ヵ所も認定されているのって
すごいことだと思います。
久米南町上籾(かみもみ)です。
黄金色に輝く稲穂。
すでに稲刈りが終わった棚もあります。
案内板には
『 「耕して天に至る」
景観は、こころにある、ふるさとの光景です。』
「日本の棚田百選」のパンフレットの表紙を堂々と飾った
美咲町大垪和西(おおはがにし)の棚田です。
今年の田植えシーズンにも来ました。^^
ここでは、稲刈りの真っ最中でした。
彼岸花が棚田の際を彩っています。
山の形状をそのまま生かした、美しい景観ですが、
一枚ずつ形の違った田で、稲を育てるのは
平地で作るよりも手がかかり、過酷な作業だと思います。
美咲町小山
両山寺の麓に広がる棚田。
今までのように、案内板がなかったので迷いましたが
このあたりの棚田だと思います。
台風の影響か倒れている稲が目立ちました。
こうなってしまうと、機械では刈り取れませんね。
稲刈りの終わった田んぼに
わら束を干しています。
久米南町北庄
日も傾いてきました。
日本一の棚田面積を誇る棚田です。
ため池を望むように、棚田がすり鉢状に広がり
山林と見事に調和しています。
稲刈りの終わったこの風景。
「バンカーと池ポチャ」を連想させたのは私だけ?
久米南町では稲架(はぜ)干した風景が多く見られます。
こうして太陽の下で、穂を下に向けて干すことによって
栄養が穂の方にまわるのだと聞きました。
でも、季節は台風シーズン。
台風が来ると大変なことなんでしょうね。
近寄ってみるとこんな感じです。
日当たりの良い棚田で育つせいか
このあたりのお米はとっても美味しいのです。
棚田が作られた頃は、車や機械もない時代だと思います。
山林の木々を切り倒し、傾斜地を切るのも
切った土が崩れないよう、石を運び上げ、その石を積み上げた石垣も
すべて人の手だと思います。
子どもの頃、一度だけ
伯父の作業する棚田へ行ったことがありました。
細いあぜ道を登ってたどり着いた棚田は
到着するだけで達成感があり
疲れ果てて、あぜ道に寝転がりましたが
その横でもくもくと作業を始める伯父の姿を見ると
子供心にも棚田で稲を育てることは
大変な仕事だと感じました。
今年は今週末が稲刈りと、母から聞きました。
もうすぐ美味しい新米が届きそうです。
食べるだけで申し訳ないです。 m(--)m