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西ノ京を歩く 唐招提寺

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奈良の旅の最後は唐招提寺です。
南大門をくぐると整然とした参道の
玉砂利の突き当たりに見えるのが金堂(国宝)です。
大きく、ゆったりとした天平の甍と鴟尾
この鴟尾は水の力で結界を作るといわれています。


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盲目になりながらも
6度目の航海で日本にやって来られた鑑真和上。
なぜ、命がけで日本にやってきたかというと

当時の日本は、僧侶に対して納税を免除していたそうで
そのため、偽坊主が増えてしまい
授戒を受けた人による戒を
僧俗に授けることが必要でした。

当時日本では、授戒を受けた高僧はいなかったので
長安から鑑真和上を招いたということです。

東大寺大仏殿の前に戒壇を築き
聖武天皇はじめ400人の僧俗に戒を授けました。

東大寺で5年間過されたのち
戒律の専修道場を創建されたのが
唐招提寺の始まりです。


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講堂(国宝)です。
鑑真和上が寺を開創するにあたり
平城宮東朝集殿を朝廷より賜り
移築したもので、平城宮唯一の宮殿建築の遺構です。


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校倉造の経蔵(きょうぞう)(国宝)。
唐招提寺が創建される以前からあり
日本最古の校倉と聞きました。
奈良のお寺を歩くと、校倉造の倉を時々見かけます。
この経蔵も元は米倉だったそうです。


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東室です。
従来は僧侶が寝起きした僧坊でした。
立てかけている細い木は「宝扇」の軸を干しています。

「宝扇」というのは、面がハート型になっている
奈良時代に使われていた団扇です。
境内でも売っていましたが
毎年5月19日、大悲菩薩覚盛(かくじょう)上人の
「うちわまき会式」の時に撒かれます。


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この鼓楼(ころう)(国宝)の楼上から、扇が撒かれます。
案内をしてくださった河野先生によると
奈良に移り住み、初めてお会式に参加した時
団扇がばらまかれた途端
善男善女の「うちわ争奪戦」と化し
唖然としたそうです。 (笑)

次の年からは、整理券が配られ
大騒ぎに、ならなくなったそうで
安心して参加できそうです。


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鑑真和上の御廟。
中国の要人が訪日した時は
ほとんどの方がお参りに来られるそうです。


写真が撮れませんが、新宝蔵には
国宝の鴟尾や菩薩像などが安置してあります。

偶然、知り合いのYamato先生も参加されていて
「菩薩立像の首飾りの細工や衣まで細かく作って綺麗ねぇ。」
とおっしゃられたので
「すぐ近くにある、薬師寺の月光菩薩はもっと優美で素晴らしいですよ。」
と私が話をしていたら、すぐ後に、河野先生がいらして
「あれは別格ですよ。ここの菩薩様と比べちゃあ可哀想。」と。


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唐招提寺でのお土産。
落慶法要の記念に発売された墨です。
「もう、ここに残っているだけですよ。」
と聞きました。

墨の生産は、奈良が一番多く
品質もいいと聞いていて欲しかったのですが
土産物屋さんでは、意外と売っていません。

墨を取り出すと、ふわっと上品な香りが広がり
書道の先生からも
「艶も濃さも丁度いいですね。」
と、文字通り、お墨付きを頂きました。^^
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by mami-2013 | 2014-05-05 18:30 | + 奈良の旅 | Trackback | Comments(0)

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