上七軒くろすけ
2014年 07月 17日
今週、祇園祭の最中の京都市内へ行ってきたので
レアなうちにアップしたいと思いました。
今月は忙しくて一度は断っていた京都行き。
でも、気分転換もしたくなるくらい忙しすぎて
「やっぱ、行きます~。」と
曇り空の京都は
盆地特有のうだるような暑さもなく、ちょうど良いお天気でした。
写真は京都の中でも最も古い花街。
上七軒の町並みです。
決して広くはありませんが、紅殻格子のお茶屋さんが軒を連ね
しっとりとした風情が漂っていました。
お昼の食事をしたのは歌舞練場のお向かいにある
「上七軒くろすけ」さん。
元々は、明治初期に建てられたお茶屋の建物です。
当時の風情をそのまま残した料理屋さんでした。
入り口を入ると舞妓さんの名刺がわりの団扇が飾られていました。
右側の下駄箱には舞妓さんのぽっくりがしまってありました。
通り庭から帳場にぬけると
帳場の天井からつり下げられたオブジェ?
女将さんに聞いたら、恵比寿神社の福笹のひとつだそうです。
帳場の奥には三味線がかかっていました。
舞妓さん、芸妓さんを呼んで
宴を催すこともできるそうです。
お食事を楽しんだのは、離れのお座敷だったので
雨上がりの瑞々しい中庭の景色もごちそうでした。
お手洗いの後は、灯籠横の蹲(つくばい)で手を洗います。
今の季節は部屋の窓にすだれが下がり
見るだけでも涼しげです。
すだれ越しに景色を愉しむのもいいですよ。
あまりにも素敵な空間だったので、許可をいただき
「おのぼりさん」丸出しで写真を撮りました!
さて、肝心のお料理は
もちろん美味しいのですが、お部屋が薄暗く
美味しそうに撮れませんでした~。
きちんと着物を着た仲居さんが
一品ずつ出してくださいます。
先付は、おぼろ豆腐 水無月豆腐
写真の八寸には 季節の盛り合わせ
卯の花、湯葉、つくね、錦玉子、鰻の八幡巻、枝豆
冷鉢 梅あんかけの冷たい茶碗蒸し
冷たい茶碗蒸しなんて初めてでしたが
家でも作りたいくらい気に入りました。
できないけど~。
ぜんぜん美味しそうに見えないけど~。梅だれがピンク色です。
焼物 五色田楽
粟麩田楽、豆腐田楽、ヨモギ麩田楽、大根田楽、赤こんにゃく田楽
それぞれ付いている味噌が違います。
御飯 丹波産黒豆おこわ 香物
焼物でけっこうお腹が一杯になり食べられないと思ったのに
めっちゃ美味しくて!完食しました。^^
一緒に出された留椀は、以外にも白味噌ではなく
赤だし。
私には味がちょっと濃すぎました。
水物の豆乳杏仁豆腐も
ラム酒で香りつけがしてあり
大人のデザートといったかんじでした。
来て良かった~。^^
行ったのはもう何年前だろうか・・・
お写真がステキなのでポストカードみたいです!
でも今回は、食事の写真が全然ダメで…。
本当はもっと雅やかでした。
暗い場所は苦手です。^^;
nanaさんの料理の写真は世界中どんな所で撮っても
きれいなので、ぜひテクニックも
教えてください!