塩見縄手と堀川
2015年 09月 08日
城山を降り、お堀の稲荷橋にさしかかると
青い老松とお堀に橋、しっとりとした佇まいです。
堀川めぐりの遊覧船がひっきりなしに通り過ぎます。
松江城の周囲3.7㌔を50分かけて巡る遊覧船です。
ただ遊覧するだけではなく1日乗り放題で
途中下車をして、町歩きもできるので周遊バスのような存在です。
この日も雨にもかかわらず多くの人が利用していました。
雨や雪の日は屋根をたて、冬になればこたつ船も登場するそうです。
塩見繩手のほうが見えてきました。
船上から眺めると、また違った風情があるのでしょうね。
このあたりは新橋通りと呼ばれ
数件の土産店が軒を連ねていました。
「廣瀬絣藍染工房」という絣と藍のお店が
藍染体験ができるとかで、気になりました。
稲荷橋をくぐろうとする遊覧船。
右側の新橋の先には「松江堀川ふれあい広場」があり
遊覧船の乗船場があります。
城下町では、縄のように一筋に伸びた道を繩手と呼ぶそうです。
藩祖松平直政の町奉行塩見小兵衛がここに居を構え
異例の栄進をした家柄だったので
それを湛えてこの通りを塩見繩手と呼ぶようになったそうです。
かつて、中級武士の屋敷が立ち並んでいましたが
そういえば、松本の城下町にも縄手通りがありましたっけ。
塩見縄手は日本の道100選にも選ばれている道です。
黒板塀と堀端に並ぶ老松が見せる風景が美しく
城下町の歴史を感じる閑静な町並みでした。
最近の車は静かなので、背後からの車に要注意です。
武家屋敷側には歩道がなく車も多めです。
小泉八雲の旧宅もこの通りにありました。
その先には田部美術館、武家屋敷
さらに宇賀橋を渡ると松江歴史館があります。
傘も役に立たないほどの土砂降りになってきたので
「京店商店街」や宍道湖の観光は諦めてホテルに退散です。
「縄手」というと、南朝と北朝の四条畷の戦いとか、
お縄を頂戴いたしやす(笑)を連想してしまいますが、
縄のように一筋に伸びた道という意味があるんですね。
一つ勉強になりました。
松江城も国宝指定で、松本、犬山、彦根、姫路に続きましたね。
次は姫路城に続き世界遺産を目指して欲しいですが、
3枚目から6枚目あたりの写真を拝見すると、
周辺の景観は姫路城より上ですね(^。^)
昔、訪問したことがあるのですが、天守閣からの眺めも
周囲の景観も大雨で何も見えませんでした。
松江のほうをご旅行なさったのですね。
情緒ある町並み、本当に素敵ですね。
何度かこちらのほうへは行ったことがあるのですが、
いつもあの遊覧船に乗ってみたいなあと
羨ましく横目で眺めています^^
お城の周りのお写真、
本当に素敵ですね。
しっとりとした歴史を感じるたたずまいに、
心がやすらぎました。
素敵なお写真、ありがとうございます☆
松江城の城下町は保存状態が素晴しいと思いました。
お城は小さいけど、もっと早く国宝になっていても良かったのでは?と思いました。
土産物屋さんも長屋門の内側や派手な看板もなく、景観は姫路城よりも魅力があると思いました。
ご訪問ありがとうございます。
松江市内は初めてで、こんなに落ち着いた町並みだとは知りませんでした。また行って見たいと思っています。
船着場では、遊覧船も次から次へと出発していて
乗ってみたかったけど、夫が大の船嫌い!
雨の中ポトポト歩いての観光でしたが
人が歩いていないぶんシャッターポイントも沢山ありました。