真備町の吉備真備ゆかりの地を訪れて
2016年 12月 01日
昨年アップしそびれた写真を
ちょうど紅葉シーズンになったのでにアップします。

「まきび公園」へ紅葉を見に行きました。
「まきび」とは岡山にゆかりの深い奈良時代の学者
吉備真備のことです。

このあたりは、倉敷市真備町と小田郡矢掛町の境にあたり
行政が違うせいか
お互いの町が「真備のふるさと」と主張して
同じような史跡が両方の町に用意(?)されていて
初めて訪れた時は紛らわしくて、よくわかりませんでした。

この公園は、真備町の公園です。
真備が遣唐使として2度も唐を
訪問していたからか中国式の庭園です。

吉備公墳に立つ宝篋印塔。
古くから吉備真備の墓と信じられていて
江戸時代の発掘で棺の中から人骨が出てきて
真備の墓とされたそうですが
実は近年の調査で鎌倉時代のものだったことがわかりました。

公園に隣接する「吉備寺」
吉備真備の人骨を祀るための菩提寺とされた寺です。
当時、この辺りは豪族の下道氏が支配していて
下道氏というのは真備のご先祖にあたります。

公園内には「まきび記念館」という資料館もありました。
真備に関する資料が並んでいます。
いちばん興味深かったのが「吉備大臣入唐絵巻」です。
本物はボストン美術館所蔵なので複製品ですが無料で見えます。
(^^ゞ
この絵巻物は20代の頃にもここで目にしていて
強く印象に残っていたものです。
真備が超人的な能力を発揮した絵巻で
真備が空を飛んだり
囲碁の対局でいかさまをした真備が碁を飲み込み
それを探す検便のシーンがあったりと
900年も昔にかかれたものとは思えないファンタジーな絵巻物です。
松本清張の「眩人」という小説の中ではこの絵巻物の内容が
真備が唐で異教徒の礼拝堂で秘薬を飲み
ラリッタときに見た夢として出てきます。
(読んだ人にしかわからない説明ですね~。)
真備が空を飛ぶシーンは正座したまま飛ぶんですよ~。

せめて
座布団にでも乗って飛んで欲しかったなぁ。
この姿、目が点になりました。
真備は、陰陽道を唐から持ち帰ったということで
史実とは別の真備が超人的なイメージで
伝説の中で付加されているようです。

ここは公園から北へ離れた
吉備公の産湯の井戸といわれる場所です。
今も使われている井戸です。
想像していた井戸とは、ずいぶんかけ離れていました。

道を挟んで過ぐのところに「吉備公館跡」の碑があります。
下道氏の館のあった場所ということでした。
と、言ってもお隣の矢掛町にも
産湯の井戸や吉備の館跡がちゃんとあるんですよ。

「琴弾の岩」です。
政界を引退してふるさとに戻ってきた真備が
この岩の上で月を愛でながら
琴を弾いたと謂われる場所です。

岩の上からの風景です。
小田川を挟んで真北の対岸の山に
穴門山神社という古い社があり
道教的な祭祀を行っていたという話しも聞きます。
古代の琴は神の声を聞く道具でもあったとか。
本当は奈良で生まれて奈良で没した可能性が高い真備ですが
地元では古の昔から真備にまつわる伝説が語り継がれ
今でも祭りや行事が多く残っています。
矢掛町の吉備真備公園の記事です。
ご参考までにどうぞ。
by mami-2013
| 2016-12-01 16:30
| おでかけのこと
|
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