憧れの新薬師寺


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新薬師寺の門をくぐると本堂が目に入ります。

現代に残る数少ない奈良時代の建築物として貴重なものですが

あれれ!

翼を広げたような、ゆったりした入母屋造りの屋根に

閉ざされた戸口はありますが、窓らしきものがありません。



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軒下も奈良時代独特の複雑な木組みではなく

必要最低限の構造材だけで余計な装飾はありません。

勝手に薬師寺のような建物を想像していたので

国宝ながら、あまりにも簡素な意匠に拍子抜けしました。

でも、中に入るとその理由がよくわかりました。



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いよいよ、妻側の入口から中にはいります。

堂内は薄暗いながら入った途端、薬師如来さまの横顔と

その周りを取り囲み、瑞々しく躍動感溢れる

十二神将さまのお姿に息を飲みました。

写真では何度も見ていたのに目の前にするとゾクッとします。



薬師如来さまがご本尊で

今まで見た中でいちばん目鼻立ちがはっきりしていて

ああ、なんてチャーミングなんでしょう!



また、ぐるりと御本尊を守護しておられる等身大の十二神将さまは

天平彫刻の傑作と名高いだけに間近で見ると圧巻です。

これらの仏像が南都焼き討ちなど幾多の災難をくぐりぬけ

1000年以上の時を経て今の世に存在することが

まるで奇跡のようです。



十二神将さまは十二の方向を守っていることから

干支の守護神としても信仰されていて

それぞれに干支の名がついています。

そこで、家族の干支と同じ十二神将さまの前でご灯明をあげ

健康を願ったのでした。



私の大好きなブログ「東大寺が好き」のすさたんさんが

”あの空間は 宇宙空間のようでしょ~”

と、コメントを下さいましたが

まさにその例え通りだと思いました。♪

扉を閉め切ったあの薄暗さが

これらの仏さまを神秘的に見せてくれているのでしょうね。



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本堂の香薬師堂には池泉観賞式のお庭があり

わずかに紅葉が残っていたので

散り紅葉を楽しみました~。



お座敷の中で新薬師寺のDVDが上映されていたけど

見たい気持ちを抑えつつ…。

もう一度、未練がましく本堂の中へ。



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新薬師寺は聖武天皇の病気平癒のため、光明皇后が創建され

今はこじんまりとしたお寺ですが、創建された当時は

東西に五重塔を備え、七堂伽藍が建ち並ぶ大寺院だったそうです。



落雷や台風により、西塔や金堂がなくなり

平安時代後期、平重衡による南都焼き討ちで

現在の本堂だけを残し全焼してしまいました。

失ったお堂に納められていた仏像類も

さぞかし素晴らしい物だったのではないでしょうか?

あぁ、本堂だけでもよくぞ残ってくれたなぁ。



奈良町を目指して新薬師寺を後にします。





☆.。:*・★.。:*・☆.。:*☆.。:*・★.。:*☆.。:*・





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Commented by susatan at 2018-12-29 16:58
こんにちはー♪
そして ようこそ 新薬師寺へ^^ (ワタシが言うのもなんですが…^^)
門をくぐったとたんに 空気が変わりましたでしょう^^?
本堂の中の お薬師さまと対面なさったお気持ちが伝わってきました^^
十二神将さま カッコ良かったでしょ(^^?

ほんと… mamiさんが仰るように
「本堂だけでも よくぞ残ってくれたなぁ」・・・・です。
そして 十二神将さまが 一千年の時を越えて 存在することが奇跡^^
あのお堂の中で 奇跡に出会えるということですよね^^

遠くから来ていただき お薬師さまも 十二神将さまも
きっと めちゃくちゃお慶びになられたことと思います。
Commented by mami-2013 at 2018-12-30 11:42
susatanさん、こんにちは~。
奈良を訪れる度に南都焼打ちや廃仏棄釈がなかったら…と
思わずにはいられません。
1000年以上経っていても古びた感じはしませんよね。

一方、こちらは築50年ほどで老朽化と言われる
住宅設計を生業としていますが…。(-_-;)
by mami-2013 | 2018-12-24 23:46 | + 2018.12.15 奈良へ大人の修 | Trackback | Comments(2)

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